「遺品整理士」とは、亡くなった方の遺品を適切に整理・処分する専門職です。
遺品整理士としての活動は、故人の尊厳を保つとともに、遺族の心のケアも重要な役割となっています。しかし、一方でこの職業には特別な知識や技術が必要とされ、適切な資格取得が求められています。
さらに、その資格取得には費用が必要になります。この記事では、資格所得のための具体的な方法や費用、資格取得後の収入などについて解説します。
- 遺品整理士の資格に要する費用について。
- 遺品整理士とは?
- 遺品整理士になるには?
- 養成講座の教材について。
- 資格取得に必要な期間。
- 遺品整理士認定協会に資料請求する方法。
遺品整理士の資格に必要な費用
遺品整理士の資格に要する費用
- 遺品整理士の資格を取得するためには、遺品整理士認定協会が認定する講座を受講する必要があります。
- 費用は受講料(入会金)と認定手続費用を含む2年間有効の会費です。
- 費用は、初回に35,000円、2年ごとに更新料として10,000円が必要です。
遺品整理士の資格を取得するためにかかる費用の内訳は以下の通りです。

- 受講料(入会金):25,000円
- 認定手続費用を含む2年間有効の会費:10,000円
- 合計費用:35,000円
資格を維持するには更新料が必要
資格には2年という有効期限があるため、合格後は2年に1回の更新料10,000円が必要となります。
遺品整理士認定協会が提供する講座のお支払い方法

遺品整理士の資格に必要な費用:関連情報
遺品整理士とは?
遺品整理士とは、亡くなった人の遺品を整理し、適切に処分または遺族に引き渡す専門家のことを指します。主な業務は、遺品の整理や清掃だけでなく、不用品の処分やリサイクルなども含まれます。
また、故人の生前のプライバシーを尊重するため、遺品整理士は高い倫理観とデリケートな心遣いが求められます。家族が困難な時期を過ごしているだけに、故人の持ち物を適切に扱い、遺族の心のケアに配慮する必要があります。
遺品整理士の資格を取得することで、その業務を適切に行うための知識や技術を身につけることができます。資格は、遺族からの信頼を得るためにも有効です。
注意:遺品整理士は、国家試験ではなく、民間資格
ただし、遺品整理士は国家試験ではなく、一般社団法人遺品整理士認定協会が設けている資格試験に合格した専門家のことで、民間資格となります。民間団体が運営する資格試験で認定を受けることになるため、資格取得の手順や費用、必要な教育プログラムは提供団体により異なります。
遺品整理士になるには?

「遺品整理士」は、遺品整理士認定協会が発行する民間資格です。この資格は、遺品整理に関する一定の知識とノウハウを身につけた専門家であることを証明するものであり、一般社団法人遺品整理士認定協会が認定する資格です。
遺品整理士になるには、遺品整理士認定協会の通信講座を受講し、課題レポートを提出して、協会の認定を受ける必要があります。
遺品整理士認定協会の発足経緯
協会発足の軌跡↓↓↓
マンガ【協会発足の軌跡】悪徳業者からご遺族を守る!
遺品整理士認定協会が発足した経緯についての情報は以下の通りです。
- 遺品整理士認定協会は、少子高齢化社会において増加している「遺品整理」を専門とする「遺品整理士」を育成するために設立された団体です。
- 平成22年に発足し、現在は30,000人以上の会員と1,000社以上の法人会員を擁する民間団体です。
- 遺品整理士認定協会は、遺品整理士の認定や遺品整理業界の健全化を目指して活動しています。
遺品整理士認定協会は、少子高齢化社会に伴い需要が増えている遺品整理士の認定と、遺品整理業界の健全化を目指して設立された団体です。現在は多くの会員と法人会員を擁し、遺品整理士の育成や業界の発展に取り組んでいます。
遺品整理士の資格を取得するための要件

遺品整理士の資格を取得するためには、遺品整理士認定協会が行っている通信講座を2ヶ月間受講し、付属の問題集やレポート等の提出を行う必要があります。
遺品整理士認定協会の通信講座の内容
遺品整理士認定協会の通信講座には、以下のような内容が含まれます。
遺品整理の基礎知識
遺品整理の目的や手順、法的な規定などについて学びます。
遺品の仕分けと処理
遺品を整理し、必要なものと不要なものを判断する方法や、不用品の処理方法について学びます。
遺族とのコミュニケーション
遺族との対話やサポート方法について学び、遺族の気持ちに寄り添ったサービスを提供するスキルを磨きます。
心理的なサポート
遺族の感情や心理に配慮し、遺品整理のプロセスでのサポート方法について学びます。
倫理と法律
遺品整理の倫理的な観点や法的な規制について学び、遺品整理の実践において適切な行動を取るための知識を身につけます。
通信講座では、教材やテキスト、課題レポートなどを通じて学習が進められます。具体的なカリキュラムや詳細な内容については、遺品整理士認定協会の公式ウェブサイトや通信講座の案内を参考にすることをおすすめします。
養成講座の教材
遺品整理士認定協会の養成講座に申し込むと、以下の教本と資料集、DVD、問題集を受け取ることができます。
1.教本
【第1部】遺品整理・遺品整理業とは 第1章 遺品整理とは何か 第2章 専門家が今、必要とされる理由とは 第3章 取り巻いている、様々な社会問題
【第2部】遺品整理を行うためには 第1章 実務を行っていく上で必要なこととは 第2章 行われている”実際の業務”とは 第3章 作業を行う上での留意点 第4章 法規制との関わりについて
【第3部】事例研究について 第1章 事例研究について2.資料集
資料集は、立教大学 渋谷教授様、上智大学 髙木教授様、宮城大学 内田准教授様、並びに立命館大学 小川教授様より頂いた資料をはじめ、教本の知識では想像しにくい部分を埋めるだけでなく、今後作業される際にも役立つ有益な資料が盛り込まれております。 遺品整理業務への理解を深める為、業務のイメージを持たせるものとしてご活用ください。
3.DVD
教材DVDの講師の一部をご紹介いたします。
○『孤立死問題をどのように見るか。』
小川 栄二 氏(立命館大学産業社会学部 教授)
○『遺品整理業と法令遵守』
杉山 央 氏(赤れんが法律事務所 弁護士)
○『遺品の価値と遺品整理士の社会的役割』
村松 恒平 氏(作家・編集者)
○『ご遺品の供養についての心構え』
中山 猛 氏(株式会社焚上協会 代表取締役)他4.問題集
教本・資料集・DVDにて学習を進めたのちに、問題集の全設問にご回答頂き、当協会に一括でご提出をお願い致します。
引用元:遺品整理士認定協会
基準に達していた場合、遺品整理士として、協会にご入会頂き、ご活躍頂くことが可能です。
遺品整理士の資格、難易度は?
上記のように、遺品整理士認定協会の養成講座に申し込んで、教本、資料集、DVDで学習した後、問題集の全ての設問に回答し、提出します。回答の内容が、基準に達していた場合、遺品整理士として認定されます。
問題の解答は、自宅にて、教本などを参考にしながら答えることができるため、しっかり学習すれば問題なく取得できる資格です。
遺品整理士認定協会の資格を取得するために必要な期間
遺品整理士認定協会の資格を取得するために必要な期間は、通信講座を受講する期間と課題の提出期間を含めて約2ヶ月程度です。
具体的な期間は個人の進捗や学習ペースによって異なる場合があります。遺品整理士認定協会の通信講座を受講し、課題レポートなどを提出して合格が認められると、遺品整理士の資格を取得することができます。
詳細な期間やスケジュールについては、遺品整理士認定協会の公式ウェブサイトや通信講座の案内を参考にすることをおすすめします。
遺品整理士認定協会の通信講座の期間は、約2ヶ月程度です

※2ヶ月間のレポート提出期間延長(無料で更新できます)の場合は、当協会までご連絡をお願いします。
引用元:遺品整理士認定協会
具体的な期間は個人の進捗や学習ペースによって異なる場合があります。遺品整理士認定協会の通信講座を受講し、課題レポートなどを提出して合格が認められると、遺品整理士の資格を取得することができます。
詳細な期間やスケジュールについては、遺品整理士認定協会の公式ウェブサイトや通信講座の案内を参考にすることをおすすめします。
教本・資料集・DVDにて学習を進めたのちに、問題集の全設問にご回答頂き、当協会に一括でご提出をお願い致します。
引用元:遺品整理士認定協会
基準に達していた場合、遺品整理士として、協会にご入会頂き、ご活躍頂くことが可能です。
遺品整理士認定協会に資料請求する
遺品整理士認定協会は、遺品整理士の認定を希望する方や興味を持つ方に向けて、資料請求ページを設けています。遺品整理士認定協会に興味をお持ちの方ならだれでも資料請求することができます。
資料請求は、資料請求フォームに、氏名や住所、電話番号、メールアドレスなどを記載し、メール送信で行うことになっています。
遺品整理士認定協会の資料請求には費用はかかりません。資料を入手する際には、無料で情報を提供してくれますので、安心して資料を請求することができます。
※資料の送付は、資料請求フォームにて、メールか、郵送かを選択することができます。
公式の資料請求フォームはこちらにあります≫遺品整理士認定協会の資料請求フォーム
以下の資料請求フォームは見本です

遺品整理士の資格、費用|まとめ
遺品整理士の資格に要する費用について、本記事では詳細な情報をご紹介しました。
遺品整理士は、遺された品々を整理し、遺族に寄り添う専門家です。資格取得には、遺品整理士認定協会の通信講座を受講する方法があります。
資格取得には一定の要件がありますが、意欲さえあれば誰でも挑戦できるのが特徴です。難易度については個人差がありますが、丁寧に学習すれば、無理なく認定を受けることができます。
また、資格取得にかかる期間は、2~2か月程度で可能です。
遺品整理士認定協会は、資料請求を受け付けており、詳細な情報を入手できますので、もっと詳しく知りたいかたは、資料請求フォームから容易に申し込むことができます。
公式の資料請求フォームはこちらにあります≫遺品整理士認定協会の資料請求フォーム