遺品整理士は国家資格ですか?遺品整理アドバイザーとの違いは?

遺品整理士は国家資格?
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遺品整理士は国家資格ではなく、一般社団法人遺品整理士認定協会が認定する民間資格です。遺品整理士は実際の遺品整理作業を行う専門家であり、遺族の気持ちを尊重し丁寧な作業が求められます。

一方、遺品整理アドバイザーは遺品整理に関するアドバイスやコンサルティングを行う資格で、実際の遺品整理作業は行いません。

この記事では、遺品整理士とアドバイザーの違いや資格について詳しく解説します。

目次

遺品整理士は国家資格ですか?

遺品整理士は国家資格ですか?

遺品整理士は国家資格ではなく、一般社団法人遺品整理士認定協会が設立した民間資格として位置づけられています。この民間資格は遺品整理士認定協会によって発行されます。

遺品整理士の資格を取得するためには、一般社団法人遺品整理士認定協会が開催する養成講座を受講し、認定試験に合格する必要があります。

この養成講座を受けることで、遺品整理に関する専門知識や技術を身につけることができます。そして認定試験に合格することによって、遺品整理士としての資格を取得することができます。

遺品整理の資格取得には、2つの認定資格があります

遺品整理の資格取得には、遺品整理士と遺品整理アドバイザーの2つの認定資格があります。これらの資格は、一般社団法人遺品整理士認定協会および一般社団法人遺品整理アドバイザー協会によって認定されています。

遺品整理士

遺品整理士は、一般社団法人遺品整理士認定協会が認定する資格で、遺品整理に関する知識と技術を学ぶことができます。

この資格を持つ者は、亡くなった方の遺品を整理し、部屋の清掃や不用品の処分など、実際の遺品整理作業を専門的に行います。遺品整理士は、遺族の気持ちを尊重し、丁寧な作業を心掛ける必要があります。

資格取得には、一般社団法人遺品整理士認定協会が提供する養成講座を受講し、認定試験に合格する必要があります。

遺品整理アドバイザー

遺品整理アドバイザーは、遺品整理に関するアドバイスやコンサルティングを行う資格です。遺品整理士とは異なり、実際の遺品整理作業を行うことはありません。

遺品整理アドバイザーは、遺族に対して遺品整理に関する専門的なサポートを提供し、遺族が遺品整理についてより良い選択をする手助けをします。

資格取得には、一般社団法人遺品整理アドバイザー協会が主催する養成講座を受講し、認定試験に合格する必要があります。

遺品整理士と遺品整理アドバイザーの違い

遺品整理士と遺品整理アドバイザーは、それぞれ異なる役割を持つ資格です。遺品整理士は実際の遺品整理作業を行う専門家として、遺族の気持ちを尊重し、丁寧な作業を行うことが求められます。一方、遺品整理アドバイザーは、遺品整理に関するアドバイスやコンサルティングを提供する専門家として、遺族のサポートを行います。

遺品整理士と遺品整理アドバイザーの違いについて、以下にまとめます。

遺品整理士

  • 遺品整理士は、亡くなった方の遺品を整理し、部屋の清掃や不用品の処分を行う専門家の資格です。
  • 遺品整理士の資格を取得するには、一般社団法人遺品整理士認定協会が行う養成講座を受講し、認定試験に合格する必要があります。
  • 遺品整理士は、実際の遺品整理作業を行う専門家として、遺族の気持ちを尊重し、丁寧な作業を行うことが求められます。
受講資格誰でも受講可能
受講期間2か月間(目安)
受講料(入会金)25,000円
会費(認定手続き含む)10,000円(2年有効)

遺品整理士は認定講座を受け、課題レポートを提出し、合格すれば認定証書を発行してもらえます。

※遺品整理士については、下記で詳しく説明します。

遺品整理アドバイザー

  • 遺品整理アドバイザーは、遺品整理に関するアドバイスやコンサルティングを行う専門家の資格です。
  • 遺品整理アドバイザーは、遺品整理士とは異なり、実際の遺品整理作業を行うことはできません。
  • 遺品整理アドバイザーの資格を取得するには、一般社団法人遺品整理アドバイザー協会が行う養成講座を受講し、認定試験に合格する必要があります。
  • 遺品整理アドバイザーは、生前整理アドバイザーと併せて取得することで、収入アップが見込めるとされています。
講習名遺品整理アドバイザー
受講資格学歴・年齢・性別・国籍に制限はありません。
受講内容遺品整理に重きをおき、遺品整理の知識習得とアドバイザーになるためのスタンスを学びます。
受講期間4時間
受講料22,000円(教材、認定料を含む。消費税込)
講座全1回、4時間
試験レポート、アンケート※認定資格は期限なしとなりますが、改めて学びの場として再受講することがきます。
認定資格遺品整理アドバイザー認定証書、認定カードをお渡しします。遺品整理アドバイザーとして名刺などに記載することができます。
会費(任意入会)認定会員:入会金10,000円+永久会費12,000円 認定法人会員:入会金60,000円+永久会費60,000円

こちらは全1回の講座とレポート・アンケート提出をすれば認定証書を発行してもらえます。

この「遺品整理アドバイザー」を取得し協会員に登録すると、「プロフェッショナル認定講座」を受講することができます。

※「遺品整理アドバイザー」と「プロフェッショナル認定講座」の詳細はこちらの公式サイトでご確認ください

一般社団法人日本遺品整理協会の認定講座案内

遺品整理に関する資格を持つ利点

遺品整理士と遺品整理アドバイザーは、どちらも国家資格ではなく、「民間資格」として成立しています。これらの資格は、社会的な需要に応じて導入されたものであり、遺品整理業を行う上で絶対に必要とされるわけではありません。

しかし、これらの2つの認定資格を取得している場合、遺品整理士としての信頼性が高まり、遺品整理業務において非常に役立つことが確実です。遺品整理士の資格を持つことで、遺品整理に関する専門的な知識と技術を身につけることができます。また、遺品整理アドバイザーの資格を持つことで、遺族への遺品整理に関するアドバイスやサポートを提供する能力が向上します。

これらの資格を併せ持つことで、遺品整理業を専門的に行うことができるだけでなく、遺族のニーズに適切に対応することができます。遺品整理士と遺品整理アドバイザーの資格を取得することで、信頼性と専門性を高め、遺品整理業務においてより一層の価値を提供することができるでしょう。

遺品整理士という資格

遺品整理士という資格

遺品整理士の資格を取得するためには、一般社団法人遺品整理士認定協会が主催する養成講座を受講し、その後認定試験に合格する必要があります。

この資格は、遺品整理業界の発展・健全化を促進し、依頼者の利益を保護することを目的に作られました。遺品整理士としての資格を持つことで、遺品整理業界における専門知識と技術を習得し、遺族や依頼者に対して信頼性と専門性を提供できるようになります。

一般的に、「遺品整理の資格」という言葉を聞いた際、多くの場合は上記で述べた一般社団法人遺品整理士認定協会による資格を指すことが一般的です。この資格を取得することで、遺品整理士としての活動が可能となり、遺品整理に関するプロフェッショナルなサービスを提供できるでしょう。

遺品整理士

受講資格誰でも受講可能
受講期間2か月間(目安)
受講料(入会金)25,000円
会費(認定手続き含む)10,000円(2年有効)

遺品整理士の資格取得方法

遺品整理士を目指す方は、遺品整理士認定講座を受講し、その後課題レポートを提出して合格すれば、一般社団法人遺品整理士認定協会から認定証書を授与されます。

認定講座では、遺品整理に関する専門的な知識や技術を学ぶことができます。講座終了後には、実践的な課題レポートを提出する必要があります。このレポートは、遺品整理に関する実際のケースや状況に対して、適切な解決策やアプローチを示すものです。

提出した課題レポートが審査され、合格基準を満たしていれば、遺品整理士として認定され、認定証書が発行されます。この証書は、遺品整理士としての資格を有することを証明し、遺品整理業務を専門的に行う際に重要な資格となります。

遺品整理士認定講座の受講と合格によって、遺品整理士としての信頼性と専門性を高めることができ、遺族や依頼者に対してより良いサービスを提供することが可能となります。

遺品整理士の合格率

遺品整理士の合格率については、以下の情報があります。

  • 遺品整理士の合格率は、一般的に65%程度と言われています。
  • 遺品整理士の試験は、課題の提出や実技試験などで構成されています。
  • 課題の難易度は高くないとされていますが、提出したからと言って全員が合格するわけではありません。

遺品整理士の試験は一定の難易度がありますが、合格率は一般的に65%程度とされています。課題の提出や実技試験などが評価され、合格には一定の努力が必要です。

遺品整理士の業務内容

遺品整理士の業務内容

遺品整理士の業務内容は、故人の遺品を整理し、適切な処理を行う専門家です。

以下は遺品整理士の主な業務内容です。

必要品と不要品の仕分け

故人の遺品を必要なものと不要なものに分けます。遺族との相談のもと、大切な品物を選び出し、不要なものを整理します。

不用品の回収と適切な処理

不要な品物は適切に回収されます。廃棄物やリサイクル品など、適切な処理方法を選択し、環境に配慮した取り扱いを行います。法規制に基づいて処理を行うことも重要なポイントです。

家財の搬出

故人の家財を搬出し、整理作業を行います。重い家具や大きな品物も適切に扱いながら、丁寧に搬出します。

整理後の簡易清掃

整理が完了した後に、部屋の簡易的な清掃を行います。整理作業によって空になった部屋をきれいに整え、遺族に引き渡します。


遺品整理士は、故人や遺族の思いが詰まった品物を丁寧に扱いながら、適切な処理や整理作業を行います。遺品整理士の資格を持つスタッフがいる業者に依頼することで、故人や遺族の思いが詰まった品物の処分に対して、誠意をもって対応してもらえるでしょう。

遺品整理士のプロフェッショナルなサービスによって、遺族は故人の思い出を大切にしつつ、整理された状態で引き継ぐことができます。

遺品整理士の認定を受けた後に開業する方法

遺品整理士の認定を受けた後に開業する方法について、以下の情報をまとめます。

法人登録の手続き

遺品整理士の認定を受けた後に開業するには、まずは個人事業主として法人登録を行う必要があります。

登記簿謄本の取得と市区町村役場への届け出

具体的な手続きとしては、所轄の法務局に登記申請を行い、登記簿謄本を取得します。登記簿謄本を取得した後、市区町村役場に届け出を行い、開業届出書を提出します。開業届出書には、事業の種類や名称、所在地、代表者の氏名や住所などを記載する必要があります。

開業届出書の提出と必要事項の記載

提出した開業届出書が審査を経て承認されると、市区町村役場から開業許可証が発行されます。これにより、遺品整理士としての資格を持ちながら、独立して遺品整理の事業を開業することができます。

開業許可証の発行と開業完了

遺品整理士の資格を有する場合、法人登録と開業届出書の手続きを遵守することで、専門知識と技術を活かして遺品整理の事業を始めることができます。これにより、遺族や依頼者に対して専門的なサービスを提供し、信頼される遺品整理士としての活動を展開することが可能となります。

遺品整理に必要な許可証とは?

遺品整理に必要な許可証

近年では、遺品整理の需要が増加しており、それに伴い遺品整理サービスの幅も広がってきました。

遺品整理業を行う際には、必要な許可証がいくつか存在します。以下では、主な許可証について紹介していきます。

一般廃棄物収集運搬許可証

遺品整理に必要な許可証として、一般廃棄物収集運搬許可証があります。

一般廃棄物収集運搬許可は、遺品整理業者が整理後に出た不要品を回収・運搬するために必要な資格です。

遺品整理業者は、遺品整理作業によって不要となった遺品を適切に処理するために、一般廃棄物収集運搬許可を取得する必要があります。

許可取得の手続きとしては、市区町村役場に申請を行い、一定の審査を受ける必要があります。

一般廃棄物収集運搬許可を取得するには、運搬車両の保有や運搬ルートの確保など、一定の要件を満たす必要があります。

これにより、遺品整理業者は法規制に則って不要な遺品の回収と運搬を行い、適切な処理を行うことができます。遺品整理業を行う際には、一般廃棄物収集運搬許可を取得することを忘れずに行いましょう。

<補足情報>

一般廃棄物収集運搬許可証は各都道府県の市区町村の許可が必要になります。東京23区の場合は「東京二十三区清掃協議会事業調整課許可係」が窓口となっています。

産業廃棄物収集運搬許可証は必要ですか?

遺品整理において、産業廃棄物収集運搬許可証は必要ではありません。遺品整理のごみは一般廃棄物として扱われます。産業廃棄物収集運搬許可証は、産業廃棄物を運搬する業務に関連して必要な許可証です。

遺品整理業者が遺品整理のごみを処理する際には、一般廃棄物の処理方法に従う必要があります。一般廃棄物の回収や運搬に関しては、一般廃棄物収集運搬許可証が必要とされます。

要約すると、遺品整理においては産業廃棄物収集運搬許可証は必要ありませんが、一般廃棄物収集運搬許可証は一般廃棄物の回収や運搬に関連して必要とされます。

古物商許可証

遺品整理に必要な許可証として、古物商許可証が必要かどうかについて説明します。

  • 遺品整理において、古物商許可証は必要ではありません。
  • 古物商許可証は、古物の販売や交換、レンタルを行うことを指す古物営業に関する許可証です。
  • 遺品整理業者が遺品整理のごみを処理する際には、一般廃棄物の処理方法に従う必要があります。
  • 一般廃棄物の回収や運搬に関しては、一般廃棄物収集運搬許可証が必要とされます。
  • 遺品整理業者が一般廃棄物の収集や運搬を行う場合は、一般廃棄物収集運搬許可証を取得する必要があります。

以上が、遺品整理に必要な許可証として、古物商許可証が必要かどうかについての情報です。遺品整理業者が遺品整理のごみを処理する際には、一般廃棄物の処理方法に従う必要があります。一般廃棄物の回収や運搬に関しては、一般廃棄物収集運搬許可証が必要とされます。

ただし、業者が中古品(古物)の売買を行うには「古物商許可証」が必要です。従って、遺品整理業者が遺品の買取サービスを行う際はこの許可証が必要になります。なお、古物商許可証は、各都道府県の公安委員会に申請することで取得できます。

遺品整理士は国家資格ですか?:まとめ

遺品整理士と遺品整理アドバイザーは、遺品整理の資格として異なる役割を持つ専門家です。

遺品整理士は一般社団法人遺品整理士認定協会が認定する民間資格であり、遺品整理作業を行うことができます。遺族の気持ちを尊重し、丁寧な作業を心掛けます。

一方、遺品整理アドバイザーは遺品整理に関するアドバイスやコンサルティングを行う資格であり、実際の遺品整理作業は行いません。

両者の資格を取得することで、遺品整理士としての実務能力と遺品整理アドバイザーとしての知識を身につけることが可能です。

遺品整理業界では需要が増加しており、遺品整理のプロとして信頼されるためにも、適切な資格取得と専門的なスキルの習得が不可欠です。これらの資格を持つことで、遺族や依頼者の心に寄り添いながら、遺品整理業務に貢献できるでしょう。

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